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2006.10.10

STOWAWAY SIERRAを使う

現在、外出時の取材用PCとして、ソニーの「VAIO type U」を使っています。ライター仲間からは、「そんなの無理して使わなくても」と辛辣なことを言われたりもするのですが、無理などしているわけではありません。(そもそも、そんな義理などありませんし)

type Uを使う理由は、「ペンで手書きしつつ使える実用的なPCの中で、最小であるから」に他なりません。X41Tを使っていた時には、2kg弱という重さとB4に近い大きさから、いすに座ってできる、インタビュー以外の取材で手書きをすることは不可能でした。しかし、type Uは軽い上にシステム手帳程度の大きさですから、囲み取材でも紙でなくペン記録が使えます。(なぜコンピュータへのペン記録にこだわるかは、以前の記事をご参照ください)以前はICレコーダーによる音声記録だけでしたから、少々不便な思いもしていました。

しかし、type Uだけで実用的に使えるわけではありません。type Uのキーボードは、パスワードや検索キーワードの入力程度ならいいものの、メモや原稿執筆をこなすにはあまりにお粗末。そこで必要になってくるのが、実用的な外部キーボードとマウスです。

今回のtype UにはBluetoothが内蔵されているため、Bluetooth対応のキーボードやマウスが利用できます。(以前のモデルは内蔵でなかったため、取り回しがなかなか大変でした)
とはいえ、デスクトップ用のキーボードを持ち歩くのはナンセンス。そこで注目したのが,
STOWAWAYのUniversal Bluetooth Keyboardです。Cimg0508_1
折りたたむと手のひら大でありながら、十分にタイプ可能なサイズのキーボードになるため、実用的な速度でタイプが可能です。1年半ほど前、海外出張時に興味本位で購入しておいたものなのですが、ここにきて実用に供されることになったわけです。

と、こういうことを考えていたのが今年5月末のこと。type Uを発売前に借り、WinHEC取材に持ち込む際、BluetoothマウスとSTOWAWAYのセットで使って見たところ、これがいい感じだったのです。囲み取材で使えることが重要だったのですが、考えてみると、type U・キーボード・マウスのセットでも1kg弱と、X41Tの半分の重さでしかない上に、バッテリー持続時間は実測で6時間強と、こちらもX41Tの2倍弱。そしてなにより、内蔵マイクの感度が良いため、Onenoteで音声を同時に記録する際でも、音質がよく聞きやすいのです。画面の小さささえ我慢できるなら、こっちの方がいいのではないか、という結論に至りました。

というわけで、現在もtype Uは外出時の取材マシンとして活躍中です。X41Tは自宅でのメイン執筆マシンになっていたのですが、三度目の故障を迎え、別の製品へと置き換えられてしまいました。(この話は、またいつか)

使い勝手のいいキーボードとのセットで実用性があがったわけですが、問題点も少し。それは、STOWAWAYの作りにあります。
折りたたみの割にはタッチの良いキーボードなのですが、数字キーがないなど、配列が特殊で、タイプミスがけっこう目立ちました。また、構造上キーボードの左右が浮いており、エンターキーなどを押すとがたつく、というのも気になるところだったのです。

で、長くなりましたがここからが本題。
そういった問題を解決するキーボードが、やはりSTOWAWAYから登場しました。Cimg0507_1

数字を含む5段配列を採用した「STOWAWAY SIERRA」がそれです。今日手元に届きましたので、ちょっとレビューをしてみましょう。

以前のSTOWAWAY Universal Bluetooth Keyboard(SIERRA導入に伴い、「SONOMA」という愛称がつけられたようです)では、真ん中での2つ折りとなっていました。しかしSIERRAは4つ折りで、完全に平らな状態となります。そのため、キーボード右ががたつくことはなくなりました。
しかし、SONOMAでは中央部がしっかりホールドされており、膝の上でも折れないくらいだったのに対し、SIERRAでは中央部をロックする仕組みがないため、キーボードの真ん中が少々たわみ気味です。かっちりとした打鍵感を求める人には、SIERRAの方が好みではないでしょうか。
Cimg0518
キー数が増えたこともあり、設置面積はSIERRAの方が圧倒的に大きくなっています。キートップの大きさは両者ともほぼ同じですから、周辺部の分だけ大きくなっているということです。

Cimg0506_1
SONOMAはマットなアルミ仕上げの比較的(?)落ち着いたデザインですが、SIERRAはごらんのようにピカピカテカテカ。この辺も、かなり好みは分かれるところでしょう。

キー配列は、ESCキーやDeleteキーをのぞき、比較的標準的なもの。右側にはアプリケーション起動キーが用意されていて、type Uの場合には、上から「電卓」「デフォルトの音楽プレーヤー」「デフォルトの電子メールソフト」「デフォルトのウェブブラウザ」が呼び出されます。便利でもあるのですが、エンターキーとのミスタイプも多いため、外してしまおうかとも思っています。

結論から言えば、SIERRAの登場によりSONOMAの価値がなくなる、ということはなさそうです。キー配列がノーマルであること、左右ががたつかないことなどのメリットはあるものの、設置面積が大きいこと、中央部がたわみがちでタイプ感に劣るところがあるなど、SONOMAの方がいい部分もある、という感じでしょうか。
自分としては、配列と左右のがたつきのなさを採りますが、また別の判断もあって不思議ではありません。ここは、選択肢が増えたことを喜んでおくことにしましょう。

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» Bluetooth折りたたみキーボード [でーぶろぐから]
空いた時間にテキストに落としておきたいなって思うことが多くて、最近話題のEee PCとかUMPCとかスマートフォンとか、小型の新製品が出るたびに一瞬「おぉっ!」 続きを読む

受信: Apr 7, 2008 4:11:55 AM

コメント

ご回答ありがとうございます。
打鍵感については、なんとなくわかりました。
大丈夫そうなので購入を検討してみます。

投稿者: ぱぴ (Dec 8, 2006 2:09:50 PM)

ぱぴ 様

SIERRAの場合、机の上で打てば普通のノートパソコンと同様に打てます。
ただし、打鍵感そのものがちょっと悪い。キーボード底板の柔らかい、安いA4ノートに似た、腰のない打鍵感といえばわかりますでしょうか。
ですから、その辺がOKなら問題ないと思います。

投稿者: 西田 宗千佳 (Dec 8, 2006 3:32:44 AM)

はじめまして。
わたしもtypeUを愛用しています。先代から使っていて、現行機種に乗り換えました。先代のころかStowaway(現SONOMA?)も愛用しています。
昨日たまたまSIERRAの存在を知って、日本語の情報を探しているうちにここにたどり着きました。

SONOMAの利点は片手で持って使えるし、膝上でもOKという点ですが、キー配列が4列でFnキーなしで数字が打てないのが最大の難点ですね。
ちなみにSONOMAで左右が浮いてること自体は、個人的には問題視していませんが、やっぱり独立した数字キーが欲しいと思っています。

似たような製品に「Freedom universal Keyboard - Dual Standard HID / SPP」というのがあり、キー配列は5列になっています。
SIERRAとどちらにしようか迷っています。
製品情報: http://freedominput.com/mainsite/index.php?option=com_content&task=view&id=77&Itemid=98

Freedomの方は、旧製品(HID非対応版)に同じ筐体を使ったものがあり、モバイルプラザで実機確認済みです。
これは、真ん中で二つ折りですが、SONOMAのようにきちんとロックしないので、膝上では使用不能でした。
キー配列も「/」の位置がかなり変な位置にあるので、SIERRAの方に魅力を感じています。

SIERRAは、画像を見させてもらったところ、ESC以外は特に配列に不満はなく、折り畳み時のコンパクトさにも惹かれています。
使用時のサイズは個人的には問題ありません。自宅ではHHKよりちょっと大きめのUSBキーボードを使っていて、設置面積としてはほぼ同じようです。

ただ机の上での使用時もたわみがあるのかどうかだけが気になっています。
実際のところどうでしょうか?
膝上での使用は諦めているのですが、机の上での使用の際でもたわみがあるということでしょうか?
よろしければ、そのあたりをお聞かせ願えれば幸いです。

以上、よろしくお願いします。

投稿者: ぱぴ (Dec 8, 2006 12:31:01 AM)

コメントありがとうございます。Palmと組み合わせるなら、Smart keyboardもいいですね。
私の場合、PCでも使えるのが必須なのでStowawayになりましたが。
(Serial系の製品には5列キーボードのものが多かったので、ずっとうらやましかったのです。実は)

実のところ、キー配列にこだわらないなら、新製品のStowaway SIERRAより、旧型のSONOMAの方がタッチはいいと思います。
SIERRAは真ん中でたわむ感じがあるので、ダメな人には徹底的にダメかも知れません。
あと、SIERRAは本当に設置面積が広い。まるでA4ノートを広げたかのような状態になるので、そちらの方が致命的かもしれません。
配列と設置面積のバランスでは、Smart keyboardはいいところを突いているような気がします。

投稿者: 西田 宗千佳 (Oct 30, 2006 11:37:38 PM)

こんにちは、この手の製品は需要が多くないものの日本では
東京周辺に住まれてる方しか店で実物を手にとって見る
機会がないので(あくまでも私の知っている範囲ですが)
このreviewはとても貴重に感じます。
私はこの3月に東京に出張ででかけた際に秋葉原のモバイルプラザ
でPalm TXを購入したのですが、本体もさることながら
bluetoothでPalmと接続するkeyboardはどれがいいかという
情報の取得に難渋しました。@niftyのforumとか他の掲示板に
質問したりモバイルプラザにメールを出したりして、
Virtual keyboardは使いにくいということはわかりましたが
SmartkeyboardかStowaway(SONOMA?)で悩みました。
お店で実物を手にしてからも悩みましたがSONOMA?の特殊な
キー配列、じっくり座ってPalmを使うことは少ないので
Graffiti2で手書き入力することが主であることより値段の安い
方でもいいかな?と思ったこと、私にとってはパソコンのキーボード
として使う必要がなかったことよりSmartkeyboardを買いました。
稚拙な写真ですが下記にTXと並べてupしています。
http://imhotep.cocolog-nifty.com/photos/palmtx/index.html

key touchの悪さはある程度仕方ないかなと思って当分は使う
予定ですが将来的に買い換える機会があればSIERRAもその
候補のひとつにしようと思います。
とある会議の書記の時にSmartkeyboardを使いますが通常の
keyboardよりはスピードも遅くなるので会議録も要約しまくって
短文になってしまいます。

投稿者: いむほてっぷ (Oct 30, 2006 9:47:54 PM)

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